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推し絡まってハローグッバイ

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7年にわたるオタク人生に、今年の夏で終止符を打つことを決意した著者。
オタクとして生きた自分への供養として、インターネットに投げたラブレター、日記、書き殴った文章をまとめ、この数年を一冊の本にすることを決意する。
さらには「最後の現場」と称し、オタクを辞めるつもりでツアーに行くが……
悲喜こもごも、愛と痛みがぶざまに絡まるオタクエッセイ。

サイズ:B6
ページ数:136ページ

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 アイドルのオタクをやめる。
 でもその前に、オタクとして全力で生きた自分のためにレクイエムを作る。
 そう決めたのが今年のはじめでした。わたしはこの愉しく烈しく、奇妙な七年間について振り返る必要があり、それが達成されない限りはこの月日とオタクだった自分に別れを告げることも、供養をすることもできないような気がしていたのです。ファンが抱く感情やこれまでのオタクとしての経験を元にした短編小説もどきを書いてみたり、短歌を詠んでみたり、はたまたラップをはじめ、リリックや曲を書いてみたりとひとり奮闘していましたが、なんだかどれもしっくりきませんでした。
 そんなときにただ単純に、この数年間に書き溜めていた文章……本人には絶対に届かないとわかっていながらもインターネットの彼方へと投げずにいられなかったラブレター、憂鬱まみれの日記、気持ちの整理のために書き殴っていた文章などをまとめ、さらにオタクをやめ、アイドルと思い出に手を振るまでの過程までもドキュメンタリーみたいに捉えてみてはどうか? そう思いついたのが、この本のはじまりでした。(本文より)

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何かを好きでい続けることは絶対的に孤独と隣り合わせで、その歳月においては幸福と喪失が月の満ち欠けのようにひたすら繰り返されていくことを悟った。それってなんだかすごく人生みたいだと思った。わたしはこれまで好きになった、たくさんの映画や音楽や本を思い出した。何かを好きになることは、わたしの人生そのものだった。自分がいま感じている孤独のこともいつか好きになれるといいと思った。(本文より)

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